人を大切にし、お客様を大切にし、過去からつながっていく未来を大切にする。

副代表メッセージ

大杉 一真

2011年入社

株式会社アンジェラックス 副代表

異業種の経験を積み、2011年に入社。役員として苦境にあった会社を立て直す。 2014年からはいち早く働き方改革に着手し、「働きやすさ」と「働きがい」の両立を目指す。2017年より副代表として、人事領域を中心に、財務、経営戦略等を担う。

アンジェラックスを経営するなかで、ずっと大切にしてきていること。

アンジェラックス副代表の大杉一真です。

アンジェラックスは現会長でもある、私の母、大杉京子が創業した会社です。創業の時の私はまだ幼く、母が必死に働いている中、夜遅くまで姉と二人で母の帰りを待つような日々でした。幼い頃に父母が離婚し、祖父が早く亡くなってしまったこともあり、母、姉、祖母との4人で暮らしてきました。女性だらけの家庭で育ったこともあり、女性への尊敬の念を自然と持って生きるようになったと感じます。大学卒業後には、アメリカへ留学。帰国後は、都内のIT会社の経験を経て、2011年にアンジェラックスの経営に参画しました。参画したといっても、当時の会社は大きな苦境にあり、残っていたスタッフはほんのわずか。しかしながら、スタッフ数とは裏腹に、アンジェラックスのことを愛している沢山のファンのお客様がいらっしゃいました。小さな頃から、働く母の姿を見て、曲がったことは決してしない人だと思ってきましたが、そうした沢山のファンのお客様を見て、私もこの会社の力になろうと改めて思ったことを記憶しています。

さて、こうして家業でもあるエステサロンの再生に取り組む中で、大切にしてきたことがいくつかあります。大切にしている方針は時とともに変わるものもありますが、最も基本的に大切していることをメッセージとしたいと思います。

誰もが「ありがとう」と言われる会社を作る。

「仕事はやって当たり前。」私が就任した頃は、そんな価値観がまだ色濃く残っている時期でもありましたが、私はどんな立場の人でも「ありがとう」と言われる会社を作りたいと思いました。社員は、戦力として売上や数字で扱われるのではなく、その人自身を尊重し、誰もが感謝されることを重要だと考えて経営してきました。

その考えは、アンジェラックスの経営や人材育成の考え方につながっており、人としての生きがいを見つけるサポートをしながら、一人一人の成長や挑戦を応援する社風を大切にしています。

従業員満足度が低そうというイメージを覆し、「働きがい」のある業界を作る。

私がアンジェラックスに来る前、前職の上司に、「エステ業界は、顧客満足はともかく、従業員満足度は低そうだよね。」と言われたことがあります。そう上司に言われた時には、「確かにそうかもなあ。」くらいに思っていましたが、実際に現場に来てみると、IT業界とは比べ物にならないくらいの労働環境に驚きました。日本のサービス業の環境は厳しいとは知っていましたが、これでは働き手が誇りに思える仕事にはなれないと考え、いち早く働き方改革をはじめました。

その後、10年以上にわたって働きやすい環境を整えてきましたが、業界全体という目線でみるとまだまだ課題は山積みです。エステティックという仕事が、本当に社会の中で役に立ち、働きやすいだけでなく、誰もが素晴らしいと認める「働きがい」のある仕事と認められるように、アンジェラックスは業界のリーディングカンパニーとなっていきます。

エステティックの文化を継承し、本物のエステティックを未来に遺す。

アンジェラックスは、本物であることにこだわります。本物であるとは、顧客を大切にし、ホスピタリティをもって、技術や所作にこだわるエステティックの伝統を守っていくということです。

エステティックというのは、茶道や華道と同じように、この道を極めようとする先人が作ってきた一つの文化だと私たちは考えています。こうした本物のエステティックの文化を未来に遺すため、職人としてのエステティシャンの育成に妥協せず、プロフェッショナル集団としてアンジェラックスを運営していきます。

最後に

今の時代は、「手っ取り早く稼ぎたい」、「手っ取り早く成長したい」、といった「インスタントな欲望」に溢れた時代ですが、アンジェラックスはそんな中でもそういった欲望に流されず、時代に左右されない本物の会社を目指していきたいと考えています。

人を大切にし、お客様を大切にし、過去からつながっていく未来を大切にする。長い時間軸の中で、本当に発展する会社を作るのが私たちのスタイルです。エステティックの輝かしい未来を作るため、想いを同じくする人と働けることをとても楽しみにしています。