どうしてエステティシャンの道に進もうと思ったのですか?
私はもともと美容部員を目指して専門学校に入学しました。特にスキンケアに興味があり、就職活動でもスキンケアブランドにしか応募していませんでした。ですが、ちょうど就職のタイミングがコロナ禍と重なり、美容部員の求人が激減してしまいました。その中で、美容部員としてスキンケアを提案するだけでなく、お客様のお肌を長期的にサポートしたいという思いが強くなりました。 その時、エステティシャンならもっとお客様と深く関わり、お肌の変化を長い目で見守ることができるのではないかと気づいたんです。それからは進路をエステに変更し、就活を進めることにしました。
スキンケアに携わる仕事をすることがブレなかった理由は?
私自身、もともと肌荒れしやすかったこともあり、スキンケアの大切さを強く感じていました。スキンケアは単に肌を整えるだけでなく、心の安定にもつながると実感しています。メイクで肌トラブルを隠すことはできますが、スキンケアはもっと難しくて、時間をかけてしっかり向き合う必要があると感じていました。実際に、皮膚について勉強するのも好きでしたね。 メイクももちろん好きですし、目を大きく見せたり、印象を変えるテクニックには興味がありましたが、どちらかというとスキンケアの方が学ぶことが楽しく、自分には合っていると感じたんです。 また、美容部員としてお客様と接するのも素敵だと思いますが、どうしても一度きりの出会いが多くなりがちかな、と感じました。もちろん、長く関わることもあると思いますが、エステはご縁で繋がり、そこから定期的に通っていただけるので、もっと長期的にお客様のお肌に寄り添えると感じました。お肌は簡単には変わらないですし、私自身が肌荒れを改善した時の気持ちを活かして、悩んでいるお客様に寄り添いたいという思いが強くなりました。
エステの道に進もうと決めて、アンジェラックスを選んだきっかけは?
専門学校一年生の時にみどり社長が講演に来ていて、でもその時はエステに興味はなかったので色々な講演がある中の一つという感じで聞いていました。いざ就活の時期になって、地元のエステサロンや東京のエステサロンを調べはしたのですが、そういえばあそこってエステだったよなって思いだしたんです。でも、コロナ禍ということもあり募集を早い段階で締め切っている会社がすごく多くて、アンジェラックスも募集は既に終わっていました。でも履歴書だけでも送らせてほしい!って思って、それで先生にお願いして会社に連絡を取っていただきました(笑)
今思うと、エステというより講演で話している社長の言葉が印象に残っていたんだと思います。
入社4年目の今、自分自身の変化で感じることはありますか?
思いやりを持って人と接することができるようになったと感じています(笑)。
以前の私は、すごく限られたコミュニティの中で生きていて、家族や友達など、深く関わる人にしか上手に接することができませんでした。感謝の気持ちはあっても、それを行動に移すのが難しかったんです。 でも、お客様やアンジェラックスのスタッフと関わっていく中で、自然に思いやりを持てるようになりました。気を遣うことが実は好きなんだということに気づき、自分の中にそういう一面があると知ったのは大きな変化でした。人を気にかけたり、心配したりすることが好きなんだな、という新しい自分に出会えました。 お客様に対してはもちろん、スタッフに対しても、常に気をかけたいという思いがあります。接客やホスピタリティを提供するのは私たちの仕事ですが、スタッフに対しては、気持ちの面で悩んでいないか、楽しく仕事ができているか、そういったことも気にかけるようになりました。私自身が新人時代に先輩方からそうしてもらってすごく嬉しかったので、今は自分が後輩たちに同じように接することを大切にしています。
新人時代に、人を想うことの充実感を知れたきっかけはなんですか?
入社して1、2年目の頃は、目の前のことに必死でエステの楽しさややりがいに気づけず、本当に自分に向いているのか不安になった時期がありました。辞めたいな、と思ったことも何度もあり、その度に当時の東京エリアマネージャーに相談していました。 最初は、私の気持ちの揺らぎを分かってくれていて、深刻に捉えずに話を聞いてくれていたんですが、一度本当に地元に戻って他の仕事をしようかなと考えていた時、マネージャーから「東京に1人で出てきて、まだ親御さんに立派になりましたって送り出せない私は」と言われたんです。その言葉にすごく驚いて、こうやって私の成長を真剣に願ってくれる人がいるんだ、と感じました。 それまでは「1人だから、何でもいいや」と思っていたんですが、そんな風に私のことを大切に思ってくれる人が身近にいることが本当に嬉しかったです。私の気持ちを否定せず、そばで支えてくれたことに感謝し、恩返しの気持ちで今も頑張っています。何か悩んだ時は今でもその時のことを思い出して、「マネージャーが言ってくれた自分に近づけているだろうか?」と振り返りながら、エステティシャンとして自信を持てるように日々努力しています。
店長になった今、やりがいはどこに感じていますか?
みんなが仕事している時間がなるべく楽しいものだったら良いなと思っているので、1日の大半仕事をしているし、もちろん大変なこともあるけどそれはチームとして乗り越えられる関係性でいたいなと思っています。
友達ではないし、仕事仲間ではあるけどそれでも家族よりも長い時間一緒にいる場合もあるからこそ心地良い関係性じゃないと上手くいかないと思っているので、それでみんなが仕事中も仕事が終わって話している時も、楽しく働けていることを大事にしているしそれがやりがいだなと感じます。
プラスで、それがお客様に良い雰囲気として伝わったりもしますし、育成している子がお客様に入って嬉しい言葉をいただけたりしたらそれはその子の努力の結果なので、それを一緒に喜んであげたいなって思います。
「みんなが苦労の方に引っ張られていない」と感じられる時は上手くいってるのかなって思いますね、自分のやっていることや大事にしていることが間違っていないって思えます。